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さて早速 [紅楼夢]

早速、平凡社の奇書シリーズ上中下を購入。
岩波文庫も大人買い(12巻セット)しましたし、
さらには「新訳7巻セット」も購入しましたよ。

それに番外編として「紅楼夢の殺人」を購入し、
一気に読みきりました(1日で)本日です。
やはり、散ってこその「林黛玉」なんだなあ、
悲しいけど、老いて、いや世俗に汚される
ことを拒む存在、天界の住人だから尚更、
この一点なんだよなあ、しょうがないか・・。

daiyu00a.jpg

結婚すら、そう本人が賭して望む宝玉と
でも、作者としては書くことすら許せない。
永遠のヒロインとは古今東西問わず普遍。
究極の1次元ヒロインですね。絵で表現
されることすら拒んでいるぐらいだから。
(いろいろあるがどれも満足できない。)
でも、CGでなく、折れそうなほど華奢で
でも顔は菩薩のようで、でも胸のラインは
やわらかなんてありえるのかね今後でも。

そして、唯一、許された存在が鬼籍に入った
陳暁旭さんなんだろう。己の寿命と引き換えに
その存在を確定させたといっても過言ではない。
(まあ林妹妹といえば、既に陳暁旭さんでしたが)
まさに、今あの人は、のリスクが霧散したと。

林黛玉のは「美少女」というより、むしろ申し訳
ないがあまり上品ではない言い方ではないが
「美処女」、そう穢れがなく、儚く、しかし存在の
確固たる輝きがあり、忘れようとすればするほど
それに反して増して煌きを見せる、一度でも
気になってしまうと、虜にならざるを得ない。
結婚どころか、愛の紡ぎ合いすら禁じ手だと。
紅楼夢が偏に「プラトニック」だと証せられる
最大最強そして絶対の存在が「林黛玉」だろう。
一見ハーレム小説になりうる危険性があちら
こちらに散在し満ちてるのに、それをすべて
引き飛ばして打ち消してしまう、高貴な雰囲気、
そして清潔感は、あの薛宝釵でも、難しいだろう。
どうしても夜の営みや家庭をだけは夢想してしまう。

どんな好色な絶倫野獣でも、彼女(黛玉)を
前にしてしまうと陵辱する所有欲より、存在を
壊したくないという慈愛が勝ってしまうだろう。
この圧倒的な清廉さが狂乱的なファンを育む。
(原理主義的な)




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