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文明を理解しようとしない方々 [時事]

歴史を学ぶ目的の大きなひとつは
過去を学ぶことで法則などを
理解し、未来への礎とすること。
単に記録を記憶しることではない。

人間はもちろん自分自身が進化して
きたのだが、その大きな原動力は
「文明」であり、「文化」である。
解釈にはいろいろあると思うが
愚息としては
「文明」とは人間社会を支える
「文化」とは人間の生きざまと
把握しています。
したがって「文明」には
人文科学・社会科学・自然科学
の3分野があるが
現代社会にとっては
特に自然科学の比重が大きいのは
自明であり、自然科学への興味
なくして高度化した人文科学や
社会科学の現象に対応できない。

今日本の社会の疲弊は、マスゴミ
に代表される文系キャリアと
いわれるグループのスキル低下
そのものでしかなく、それによる
自然科学系キャリアへの不当な
搾取に対する制度疲労しかない。

今盛んにいわれているリベラル
アーツへの問題だがそのものだ。
日本の教育制度の現時点での
一番の問題は、一番伸びる時期の
ハイスクールの時期に、単なる
好き嫌いで文系・理系という
くくりでおよそその世代の半分が
自然科学への興味をなくした
文系という人間集団になること。

ところがこの選択はあくまで
自然科学、特に数学や物理への
得手不得手、好き嫌いで選ぶ傾向
がおおかたとなるので、ことの
重大さが分かっていない不幸。

3科学すべてが得意だけれども
あえて自然科学以外にすすむ人間
の少ないことが日本の文系EXの
質の低さにつながっているのは
明白である。

そうなるとペーパー試験でのみ
判断できる薄っぺらい教育システム
なので、劣化再生産されることに。

いろんな理屈をつくって正当化
してはいるが、はたして大学の文系
学部の124単位と理系・医系の
124単位が同じといえるだろうか
少なくても支えている教員の業務量
には雲泥の差があることは。大学の
業務に精通していれば自明のこと。

文系のアウトプットを極端に評価
すればそれは日本では
1)国家公務員総合職
2)司法試験
3)公認会計士
の3項目になることにはまま異論は
あろうがまあしゃあないとなるだろう
特に文系学部を選択するにあたり
理系を含めていた時期に医者などの
高キャリアを志向していた人ほど
このあたりは意識するだろう
すなわち士資格というパスポートを
(まあ開業すれば営業力なのだが)

そうすると志望動機はどうあれ
「司法試験」が一番の標的になる
のは致し方ないのであろう。

さて、ここらあたりは無責任な法曹界
の施策によって
1)裁判員制度の導入
2)司法試験改革
が同時に実施されたが、やはり志が
いやしければ制度が瓦解するのは自明。

1)は自浄作用を放棄し、責任を
裁判員に押し付けるだけではなく
結局判決には裁判員の意見は無視
という、特亜が入り込むと劣化の
典型パターンとなり、もはや国内
関係裁判以外で日本で訴訟する利点
はまったくないといってもいい。
この制度ぐらい「ゆとり教育」同様
無様な制度設計はないし、実行も。

2)は司法試験改革だが
基本アメリカのロースクールを
まねし、社会もすさむとして
また一般企業の法務部需要もある
として先取りして人員拡大を図る
ある意味市場創造型の改革だった
のだが人口減少の時代にはまっち
しないお粗末な需要予測で、
法学部が一応文系ピラミッドの
頂点と偏差値上なっているが
数字音痴の底辺という実証にしか
ならなかった典型例である。
それでなくても日本の文系は
大学の教師人の化石化が進み
原始人が跋扈している状況なのに
その経済学部より数字に弱い
法学部なんて国際的にはなんも
競争力をもたないという結果に。

教育課程で育て上げるならば
法理論、法適用、法運用、
社会把握など多方面に積極的な
考察等が必要であるがなにせ
生涯に一論文の奇天烈学者が跋扈
している日本の法学関係者
解釈はできるが適用は苦手
法理論・構築はもっと苦手という
解釈論者ばかりなのに法曹者育成
なんて司法修習人数が精いっぱい。
そう500人多くて千人が限界
しかも実務者が国家権力のもと
協力するのが限界なのに(苦笑)

授業料を医学部ですら同一なのに
別料金仕立てで実務者を無理に
教員にしたって、偽装と欺瞞で
作成した法科大学院なんてそりゃ
もたん。何度も言うが文系学者
なんて1割の社会を実際に支えて
いる希少者以外は、艇のいい
高学歴生活保護者ですと。

結局教育システムが崩壊している
のだから、論博同様ペーパー試験
のみで選抜するのがよろしいかと
はあ文系の博士号といっしょです。

これらの輩は事務職にしかなれん
ので(小生同様)今後さらに生ぽ
志望者が増えるだけということ。
そりゃ競争社会にいる法曹現場は
シビアですよ。多国籍間商業は
町工場にも押し寄せていますし
6次産業の田舎の農家にも大挙して
おしよせているのですから
引きこもりの文系教授のいる場所
なんてどこにもないとしか。







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