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長かった [ちょっといいもの]

羽生新竜王おめてとうございます。
永世竜王資格を得るとともに
永世7冠達成恐悦至極に存じます。

あの悪夢の3連勝4連敗から幾星霜
ファンの私ですら悪夢がぶり返すこと幾度
しかし、最強永世竜王から奪還することで
達成すること流石としかいえません。
しかも、最新の研究(まあタイトル戦で
研究しているようなものですが
王位。王座は残念でしたが、その経験が
すべて竜王戦に生かされているなど
また再生した息吹を感じさせます。
来年は各棋戦の挑戦者になり4冠復帰
も予感させます。

本人が変わることが一番困難であり
その真価を誰よりも克服している
羽生新竜王なら遅くても来年の棋聖戦で
100タイトルも通過点でしかないでしょう。
棋聖まさしく羽生新竜王のことですね。

さて現在永世7冠に一番近いのは実は
2週目の羽生永世七冠というのも脅威的
永世竜王はあと7回(もしくは5連覇)
永世名人はあと1回(10期で5期2周)
永世王将はあと8回(20期で10期2周)
他は2周達成済みである。
さすがに3週目となると
名誉王座のみだが名誉王座は4周ずみだ。
還暦までの12年で半分竜王と王将を獲得
すれば見えてくるというのもおそろしい。

それにしてもA級最終日静岡にいきたいなあ。

棋士番号が312ですから
そのうちタイトル戦に1回でもでたことある
棋士が70人、そのうち1回でもタイトルを
獲得した棋士が39人しかいなく
複数獲得棋士は28人しかいない。
5回以上は17人しかいなく。
10回以上は8人しかいない。
同じ10回でも出場としても20人しかいない。
20回以上なら11人しかいない。
年齢制限があるから少なくとも20代で棋士に
なるのに定年年齢まで棋士をしたとしても
30から40年で隔年ペースでタイトル戦に
出るという感じでも10人程度しかいない。
木村義雄14世名人が2番ですから
1920年から2017年のほぼ100年で
300人強いる棋士のなかで2割強しか出場
できず、出場10回としても消費税もいかない。
まさに8割のプロ棋士にとってタイトル戦は
結果、見るもの(予選に出るもの)でしかない。
もともと奨励会からプロになる(4段)のだって
数十人にひとりであり、その数十人といっても
地方では無敵の将棋指しなのだから。

この想像を絶する実力社会は厳しいからこそ
輝きも圧倒的となる。
大山、中原、羽生という獲得タイトル50回
を超える時代を生きた巨星、まさに20代から
40代までならせば複数のタイトルを獲得。
そしてそのつなぎ目に輝きを放つ
谷川、米長、渡辺とという強豪
そして空前の強力世代の羽生世代である
佐藤会長、森内専務、この8人だけである
2桁獲得者は
そこに複数獲得者である羽生世代の
郷田、丸山、深浦、藤井あわせれば15回
(ただし28回まけ)羽生世代は広義だが。
羽生世代はこの30年あまり200強の
タイトルのうち半分弱の99を羽生竜王が
そののこりの100強のうち4分の1を
谷川16世名人が、5分の1弱を渡辺竜王が
4割近くを佐藤、森内などの羽生世代が
となるとそれ以外の面々は30年で10強
しか取り分がなかったということだ。
3分の2以上を羽生世代(たった2から3
年分の世代が30年近く独占してきた。)
タイトル戦が羽生世代、予選も準決勝以上は
全員羽生世代なんてことはここ20年当然で
まぎれこむのは谷川16世と渡辺永世竜王
ぐらいで、ときどき単発者がいる程度だ。
でもこれぐらいでないと羽生永世7冠の
状態はうまれないということですね。







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